話し言葉が滑らかに出てこない「吃音」の若者が接客業を体験するカフェが石川県金沢市で開かれました。

「注文に時間がかかるカフェのスタッフは全員吃音者です」

吃音の若者たちが接客業を体験する「注文に時間がかかるカフェ」は全国で開催されていて、石川県では初めての開催となります。

きょうは金沢市観音町のレンタルスペースで一日限定のカフェがオープンし、県内の高校生と富山県の大学生が接客に挑戦しました。
吃音の客「注文に時間がかかるカフェとかあることで少しでも一人でも多くの人に吃音という存在を知ってもらって、そうすれば吃音の人ももっと生きやすい社会になっていくのかなっていう風に思います」

接客スタッフ・北川白朋さん「みんなと話すと、吃音があっても接客して良いとか、話しても良いとか思ったので、すごい良い経験になりました」
注文に時間がかかるカフェ・奥村安莉沙さん「吃音は小さい頃にいじめられたりからかわれたりした経験があるので、普段は隠して生きてる人が多いです。ただ、今回のように吃音を理解していただける人が増えることで、私たちもやりたいことに挑戦できるので、今回みたいな活動をどんどん広げていきたいなと思います」
主催した奥村さんは、今後も全国でこの活動を広げていきたいと話していました。
