山口県立大学の大学生が栄養バランスのとれた弁当を飲食店と共同開発し、販売が始まりました。

雑穀米に、色とりどりの野菜を使ったおかず。
こちらのお弁当、その名も「ヘルシーBOX」です。
光市の「CafeAgora」と、山口県立大学栄養学科の学生が共同開発しました。
もともとカフェで販売していたメニューでしたが、学生が栄養価を計算し、改善案を提案。
リモートで話し合いを重ね、食塩量が控えめで野菜たっぷりの弁当ができました。
鶏ひき肉と豆腐のハンバーグは、脂質を減らすため量を半分にした代わりに、枝豆とキノコを入れて食感も楽しめるようにしました。
山口県立大学・栄養学科2年 神田涼花さん
「調味料とかで食塩を多く使うので、素材の味を生かした調理法だったり、味付けを工夫しました」
CafeAgora 二十八昭子オーナー
「塩分計算とか、主婦はもう目分量とかそういうのでやったりするじゃないですか。それをしっかりと計ってということで、ちょっと基本に立ち返るということで、それは大変というか楽しく。うちスタッフがみんな前向きなので、楽しくやらさせていただきました」

学生も店頭に立ち、お客さんに弁当を手渡します。
県内では、バランスのとれた食事をしている人の割合は年々減っている一方、高血圧や脂質異常の人の割合が全国平均よりも高くなっています。
きょうは限定100個の販売でしたが、すぐに完売しました。
客
「ふだんのコンビニ弁当だったら、こんなに野菜とか入ってないんで、健康的な弁当ですごく楽しみです。これを機に学生さんも、いろんなおいしいお弁当を作っていただけたらなと思います」
山口県立大学 栄養学科2年 久武梨緒さん
「特に働く世代の忙しい方とかに食べていただいて、食べるだけで知らない間に健康になってるという感じで、このお弁当を選んでもらえたらなと思います」
「ヘルシーBOX」は1つ1000円で、あすからも「CafeAgora」で販売されます。
前日までに電話などで予約が必要です。
食事から、自分の健康を見直してみてはいかがでしょうか。