14日はバレンタインデーです。物価の高騰とともにチョコレートの値上がりも続いていますが、専門店も工夫を凝らしています。

祝日だったおととい11日。長野市の百貨店には、午前中から多くの客が訪れていました。

お目当ては、県内最大規模の品揃えを誇る、バレンタインギフト。

初登場の14ブランドを含め、国内外71の店およそ1000点が所せましと並びます。

買い物に来た人は:
「主人のチョコを毎年買っているんですけど、半分は自分が食べるんです」
「高いんですけど、年に1回なのでちょっと奮発します」

原材料の高騰が続いていることから、各店ではサイズを小さくしたり、カカオの使用量を抑えたりした新商品も増えています。

こちらは、ココアのラングドシャでチョコレートクリームとマカダミアナッツを包んだ一口サイズの商品。

今回、初出店のブランドで、クッキーやブラウニーなどチョコレート以外の部分を増やし、価格を抑えています。

期間限定のイートインのスイーツも充実しています。

東京や大阪で人気のデザートは、旬のイチゴにくちどけの良いチョコレートソースをかけてあり、相性が抜群の組み合わせだといいます。

贈り物を選ぶだけでなく、自分へのご褒美、そしてその場で楽しむのもトレンド。

主力のギフトは3000円台で、年々値上がりしているものの、おいしそうなチョコを目の前につい財布のひもは緩みがちになるようです。

「彼氏に…お高めではあったんですけど1年に1回だからいいかなと買っちゃいました」

「買いすぎちゃった!(どなた用に?)孫にあげたり自分で食べるのこの時期買っておくと楽しめる」
「毎年買っていますけど、やっぱりわかります、値上がりが」

「1年に1度だけ」という特別感も背中を押し、バレンタイン特設売り場の熱気は続いていました。