■一人前の証「オレンジ制服」に袖を通す2人!決意は?
安発さんの一句です。
「ひとりでは乗り切れなかった100キロ」

隊長は、厳しかった(笑)
榎木大輔隊長:
「結局最後の最後まで(5・7・5に)収まってないんじゃないか」

そして、宮島さんも19時間1分でゴールしました。

宮島祥さん:
「宮島、100キロ行軍無事走り終えました!」

過酷な訓練を見事乗り切った宮島さん、ゴールには家族も駆けつけていました。
宮島祥さん:
「妻や子供の顔や、もちろん今までお世話になった基地のみなさんもしっかり思い出して、感謝の気持ちを忘れずに走り切りました」



翌日。2人には機動救難士の証である制服、「オレンジ服」が貸与されました。

全国の海上保安官およそ▼1万4000人のうちオレンジ服を身に着けることができる機動救難士はわずか▼81人しかいません。

宮島さんの決意表明:
「助けを求める要救助者を必ず救助するという熱い気持ちを持ち、これからも日々精進します」
あこがれの「オレンジ服」に袖を通し、2人は決意をあらたにしました。
第二管区海上保安本部仙台航空基地 安発匠さん:
「いろいろなことが、オレンジ服を着るときも思い出されるというか。辛いこともいいこともありましたけど、そういうのを忘れずに糧として、この服に似合うような機動救難士になろうと思います」


第二管区海上保安本部仙台航空基地 宮島祥さん:
「終わったわけじゃなくて、ここからがはじまりなので。今まできつかったものを今後も生かせるような隊員になりたいと思う」

多くの試練を乗り越え1人前の機動救難士となった2人の「空飛ぶ海猿」。オレンジ色の証を手に入れ、人命救助の最前線へと踏み出しました。
