特集は、密着取材してきた第二管区海上保安本部の仙台航空基地に所属する2人の新人機動救難士についてです。一人前をめざし半年間、訓練を重ねてきた2人。最後に臨んだ伝統の過酷な訓練に密着しました。
■新人「空飛ぶ海猿」最後の試練とは?
新人機動救難士の安発匠さん(27)と宮島祥さん(29)は、今年4月、仙台航空基地に配属され訓練を重ねています。

機動救難士は海難事故の際に海上のヘリコプターなどから人を救助するのが主な任務で「空飛ぶ海猿」とも呼ばれます。

9月27日、山形市の立石寺。この日、2人はいつにも増して緊張していました。


第二管区海上保安本部仙台航空基地 安発匠さん:
「目標15時間に設定しているんでそれを越えられるように」

第二管区海上保安本部仙台航空基地 宮島祥さん:
「笑顔で、感謝の気持ちを忘れずに走り切りたいと思います」

2人がこれから臨むのは地獄の「100キロ行軍」、伝統のルールがありました。