今週末は3月下旬の暖かさ 来週は再び寒波がやって来る
萩谷麻衣子 弁護士:
今年の冬は、九州は雪が降っているのに、関東周辺は晴れて乾燥するばかりで、東京周辺は雪を見ないまま春になってしまうのかなと寂しいものもあります。3月に東京でドカ雪が降るということはありますか?
小野 気象予報士:
可能性としてはありますね。関東では春先にかけて雪が降りやすいシーズンに入っていきます。
この先の天気ですが、12日は全国的に暖かい南風が吹き、寒さがいったん和らぎました。12日夜は春一番が吹く可能性があります。その後、平地では雨が降るとみられ、北陸は雪が多く積もっているところでは、雪崩や落雪の危険性が一層高まりそうです。関東でも12日夜に一時的に明け方にかけて雨の降るところがありそうです。

ところが13日になると一気に北風に変わり、日本海側でまた雪が降るとみられ、東北などを中心に猛吹雪となるところがあり、冬の嵐が戻ってきそうです。
寒気と暖気の予想です。12日は寒気が退きましたが、13日になると再び寒気がぐっと入ってくるでしょう。ただこの寒気は一時的で、15日ころには再び暖かい空気が優勢となり、16日は3月並みの暖かさになるところが多くなりそうです。
しかし17日になると、再び寒気が入ってくるとみられています。しかもこの寒気は長く居座り寒波となって寒さが続きそうです。

東京は16日までは最高気温が14~15℃と高めで朝の冷え込みも緩いでしょう。ところが17日以降は再び気温が下がり、最高気温が一桁台という日や、朝は氷点下の冷え込みがまた戻ってくるとみられます。
上村キャスター:
少しずつ衣替えを始めているのですが、花粉もそろそろやってきそうですね。
小野 気象予報士:
花粉の本格的なシーズンに徐々に近づいていきますが、まだ冬物のダウンコートなどは片づけないでください。17日の週は再び寒くなりますが、2月末になると気温は上昇傾向となりそうです。
桜の開花には3月の気温が大事になってくるのですが、3月は今のところ全国的に気温は高めと予想されています。東京も冬は冷え込んだので桜の開花は例年よりも早まりそうです。
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<プロフィール>
小野裕子さん
気象予報士 防災士
前職はアナウンサー
萩谷麻衣子 弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当