また、同時に強化したのが中京地区での販路開拓です。2020年度まで主要な市場で取り引きはありませんでしたが、2023年度には出荷量803トンと一気に国内トップシェアに躍り出ました。

一方、大分市に3年前、ネギ料理専門店がオープンしました。宇佐の「味一ねぎ」の生産者が直営しています。

(鉄板バル葱屋大分竹町店・大窪美海店長)「『あそこのネギおいしいよね』と言ってもらえることも増えて、ネギのおいしさを伝えることができているという実感があります」

この店では1週間に30キロのネギを使用。「ねぎしゃぶ」や「ねぎ焼き」をはじめ、たっぷりとその魅力を堪能できます。

(鉄板バル葱屋大分竹町店・大窪美海店長)「(100億円達成について)大規模なことを成し遂げたという気持ち。お店に来てもらって『こういう食べ方をしたらおいしいんだ』という風にネギを好きになる窓口になるお店でなればうれしいです」

県をあげて取り組んだ一大プロジェクト。ネギが大分の農業振興のけん引役となることが期待されます。