立春がすぎて、大分県内各地ではひなまつりのイベントが始まっています。11日はその一つ、城下町の散策やグルメを楽しめるひじ雛めぐりを紹介します。
日出町でスタートしたひじ雛めぐり。城下町エリアを中心に町内14か所にひな人形が展示されています。

このうち、二の丸館では今年初めて円形にレイアウトした「雛コロシアム」が登場。雛飾りに囲まれるという一味違った雰囲気を味わえます。
ひじ雛めぐりは地元の人から譲り受けたひな人形を中心に展示されています。中には100年以上前のお雛様もー
(ひじ町ツーリズム協会・豊福浩子さん)「私たち100年雛と呼んでいますが、大正時代のお雛様ですね。漆塗りだったり九谷焼とか、本当の陶器を使っているのが特徴」
大正8年ごろのひな飾りは、繊細な表情や本格的な小道具は見ごたえがあります。
(訪れた人)「すごいですよね、時代を感じたり」「こういう時代にこういうことが出来たというのが素晴らしいことですね」
一方、雛めぐりに合わせて町内14の飲食店ではグルメやスイーツが楽しめます。創業72年の割烹「能良玄家」ではちらし寿司や天ぷらのほか、城下カレイやハモが味わえる「おひな御膳」を期間限定で提供。女性客を意識して見た目も華やかに仕上げています。

(割烹能良玄家・松本昇店主)「女性の人が多いからちょこちょこといろんな珍しいものをつけると喜ばれるので、細かいところをいろいろと工夫しています」
ひじ雛めぐりは3月9日まで。期間中、様々なイベントや宿泊券などがあたるスタンプラリーも実施されています。
(豊福浩子さん)「日出はすごくコンパクトにまとまった町なので、城下町を感じながらお雛様も一緒にみていただければ」