介護や福祉を学ぶ専門学校で、卒業を控えた生徒が実習での経験を基にした事例研究を発表しました。

10日は盛岡市の北日本医療福祉専門学校で、卒業を控えた介護福祉科の2年生8人が事例研究を発表しました。
生徒が施設を訪問して行った介護実習で、担当した利用者とのやり取りや取り組みをまとめたものです。
このうち陸美沙希さんは、実習先で認知症がある利用者と花のちぎり絵やぬり絵に取り組みました。
やり取りを重ねるうちに施設での活動をぬり絵のみに切り替えた所、さまざまな花の絵に積極的に色を塗るようになったと利用者の変化をまとめました。

(陸美沙希さん)
「ちぎり絵をして『コスモスの形が汚くてみっともない。花がかわいそう』と発言があったので、利用者が楽しいと話していたぬり絵にを行うことで不安もなく楽しく活動できました。マイナスの感情を残さずプラスの気持ちになれる活動をすることが大切と感じました」
生徒は岩手県内外の介護福祉施設への就職を予定していて、10日発表したことや2年間学んだことを生かします。