お経から、いろんな人たちとの出会いへ…
富山県砺波市、真壽寺の本堂に八幡さんの作品が飾られています。

真壽寺 乗杉理さん「あまりお坊さんになりたいっていう人はいませんからね。うれしいですよね」

寺で開かれた「写経カフェ」。八幡さんが一番楽しみにしていたのは。

八幡知樹さん「お坊さんって、お昼、何かね?」
真壽寺 乗杉理さん「お昼、どういうこと?」
八幡知樹さん「お坊さんってお昼ごはん、何食べとるかって…」

真壽寺 乗杉理さん「普通、普通」
八幡知樹さん「お坊さんって他人の葬式にも出るね」
真壽寺 乗杉理さん「そうやね」
八幡知樹さん「亡くなった人どこにおるかわからんもんね」
真壽寺 乗杉理さん「どこにおるんやろね。なかなか難しい質問やな…。自分の中にいるんだと思うよ」

八幡知樹さん「おるね」
母 祐子さん「お経から、こうやってお寺の住職さんとつなげていただいて、いろんな方とすごくいい出会いをさせていただいて、感謝しています」

お坊さんへの憧れから出会うことができた写経。
自分らしく自信を持って打ち込めることができた八幡さんの世界は、ゆっくりと少しずつ広がっています。

