先生に『僕はどうしたらいいんですか!』

幼い頃の八幡さんは、質問をしても「オウム返し」で会話が成立しませんでした。

ボタンの留め方を何度教えてもできないなど、極端な不器用で、母の祐子さんは周りの子どもとの発達の違いに思い悩んできました。

母 祐子さん
「誰にも知られずにそのまま成長していけば、何とか追いつくんじゃないかって思って、それからはみんなと一緒にできるようにするためにいろんなことをさせたんです」

ボールを真っ直ぐに投げるための特訓をしたり、教科書に書かれていることを家で一つ一つ説明したり。親子で必死に努力しながら、普通学級に通ってきましたが、ついに…。

母 祐子さん
「ある日先生に『僕はどうしたらいいんですか!』ってなったらしいんです」