「飲んで寄付」「歩いて寄付」 変わる“寄付のカタチ”

小林キャスター:
変わる寄付の仕方ということで、寄付の仕方も多様化しています。

「飲めば飲むほど寄付に」ということで、都内のバーなどで月1回程度「キフバー」というものが開催されています。参加費1000円で1ドリンク付きです。

ボランティアの支援者などが店内で活動内容を約5分間プレゼンし、参加者は賛同した団体を選んで寄付することができるというものです。ドリンク代などの一部が寄付に繋がるということで、累計参加者は2555人、寄付総額は約282万円となっています。

さらに、「歩いて寄付」という参加型のものもあります。

「WAFCAチャリティラン&ウォーク」というアプリをダウンロードして行います(参加費は1000円~)。歩いた歩数に応じてアジアの子どもたちに車いすを寄付することができるというものです。

全国から721人が参加し、3週間で合わせて約8300万歩集まり、車椅子75台、バリアフリー工事2件が寄付されたということでした。

日比キャスター:
寄付をするとなると、「自分の何かを削って、頑張って捻出する」というようなイメージがありますが、「WAFCAチャリティラン&ウォーク」というアプリのように、自分にも利益があり、相手にも利益があるということも関係性として築けるということですよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
寄付の形が色々選べるだけではなく、ただ単にお金がどこかに役に立つだけではなく、その形にして寄付するというのもできますよね。

例えば、大谷翔平選手がグローブを6万個寄付しましたよね。もちろんお金はお金なんですが、物として寄付するというのも素敵なやり方なので、形も色々工夫ができますよね。

日比キャスター:
最近は「クラウドファンディング」という言葉もかなり身近になってきて、インターネットでも簡単にできますからね。

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<プロフィール>

ハロルド・ジョージ・メイさん
日本コカ・コーラ副社長やタカラトミー社長などを歴任
現在パナソニック社外取締役 アース製薬社外取締役など