取り組みが進むにつれて校内には、ある変化が起きているといいます。
保健室を利用する児童が減ってきているのです。

濵本英恵 養護教諭
「(取り組み)以前は、頭が痛かったりおなかが痛かったりで教室になかなかいきにくい子どもたちも多かったですがそれがずいぶん減っていると思います。教室の方で自分を認めてもらったりほめてもらったりして、とても居心地のいい場所になっているのではないかと思います」

この変化にポジティブ行動支援の取り組みが直接影響しているかどうかは分かりませんが、改善の方向には向かっているといいます。
取り組みを継続するために、もうひとつ大切なポイントがあります。
田布施西小学校 藤田守弘校長
「学校だけが褒めるのではなくて家庭の中でも褒める。あるいは地域の人が子どもたちを褒めるというのは子どもたちにとってはとっても良い教育ではないかなというふうに思っています」
月に一度の「にしの日」に合わせて、児童と保護者、それに地域の人が参加するフリートークの交流会を開いています。
テーマに沿って意見を出し合う。

こうした取り組みが地域との絆を深めています。