去年1年間の家計調査で消費に使った金額は1.1%減少しました。物価高が消費を押し下げ、2年連続のマイナスとなりました。

総務省が発表した2024年の家計調査によりますと、2人以上の世帯が消費に使った金額はひと月平均30万243円で、物価の変動を除いた実質で1.1%減少しました。マイナスは2年連続です。

具体的には、▼電気ガスなど「光熱・水道」への支出は6.8%減少、▼旅行など「教養娯楽」への支出は3.6%減少したほか、▼肉や果物など「食料」への支出は0.4%減少しました。

総務省は「物価高騰の影響から節約傾向が見られた」と分析しています。