SNSを通じたいわゆる「スマホ副業」で高額な請求をされる被害が相次いでいるとして、消費者庁が注意を呼びかけました。

消費者庁の担当者
「何気なく見ているSNS上に表示される広告を入口として、消費者を欺く手口は多様になっています」

「スクリーンショットした画像を送れば報酬がもらえる」などと、いわゆる「スマホ副業」に誘導された後、実際には高額な金を送金させられる被害が相次いでいるとして、消費者庁がきょう、注意を呼びかけました。

TikTokなどに表示される「簡単に稼げる副業」などの広告にアクセスすると、秘匿性の高い通信アプリTelegramなどを通じて副業を紹介され、その後、「作業ミス」などの理由で数万円から数十万円の請求をされたという相談が去年から多く寄せられているということです。

去年1年間で消費者庁に1615件の相談があり、被害総額は10億円を超えるということです。消費者庁は「『簡単に稼げる』と称する副業を信用しないでほしい」としています。