海面水温が高く水分量が多い 雪の重さが3倍に

井上貴博キャスター:
気象予報士の小野裕子さんによると「平年に比べて日本海側の海面水温が高いので水分量が多い雪が特徴」とのことです。
▼乾燥した雪
積雪1センチを溶かすと、水1ミリに
▼湿った雪
積雪1センチを溶かすと、水3ミリに
小野裕子さん:
湿った雪の方が一層重くなるということです。温暖化の影響で昔に比べて雪質が変わってきています。湿った雪になりやすいのですが、今年は特に海面水温も高いため、より水分を含みやすくなっています。
地上の海面水温の高さと上空の寒気との気温差によって雪雲が発達しやすく、どか雪にもなりやすいと言えると思います。
ホランキャスター:
雪は同じに見えるのですが、湿った雪はどこに水分を多く蓄えているのですか。
小野裕子さん:
密度が凝縮されているので、スキー場に行って雪を触ったとき新雪だとふわふわっと軽いですが、溶けかけていると重く感じる時と同じような感覚です。
井上キャスター:
ギュッと水分を凝縮させている、高密度で重い雪が今の日本海側で特に降っているということですね。