埼玉県八潮市で起きた下水道管の破損が原因とみられる道路陥没事故を受けて、山口県は5日、下水道管の緊急点検を始めました。

緊急点検の対象は、光市内の約6.6キロの下水道管です。1979年から1983年までに整備された、県が管理する中で最も古いものです。
1月28日に起きた埼玉県八潮市の事故では、転落したトラックの男性運転手の安否が今も分かっていません。現場では、建設機械を入れるためのスロープが作られるなど、救出活動が続いています。
点検対象の光市の下水道管は八潮市のものと同じ時期に作られています。
福満まい記者
「作業員の方はこちらのマンホールから中に入って、水道管の腐食状況などを確認しているということです」

地下約15メートルほどに作業員が入り、下水が問題無く流れているかや、下水道管が腐食していないかなどを目視で確認しました。5日に確認された8か所では、異常は見つからなかったということです。県は、管理するすべての下水道管で5年に1度定期点検を行っています。
県土木建築部 都市計画課下水道班 石田佳誠班長
「こうした点検を行うことで、県民の皆様の安心安全な生活が送れるように、施設の適切な維持管理にこれからも努めて参りたいと考えております」
緊急点検は1週間ほどで終わる予定です。