雪は、道路を使う物流業者にとって大きな影響があります。
山口県山口市の会社では運行休止を視野に入れながら、影響を最小限にしようといろいろな工夫を施しているようです。

山口市が本社の運送会社「ゆだ」では、1日約100台のトラックが稼働しています。運送会社にとってこの時期の雪対策は欠かせません。

ゆだ山口営業所 立川吉裕所長
「いつもより早めに出勤してもらって、安全のために交通量の少ない時間に運行できるようにしております」

余裕を持った安全な運行が時間通りに荷物を届けることにつながりますが、運転時間が長くなるため事業所によってはいつもは運転手1人で運行するところを2人で対応する便もあるそうです。

トラック(2トン、4トン)は荷物を下ろして車体が軽くなると、滑りやすくなって坂道を上れないという事態がこの時期は多発するそうです。
スタッドレスタイヤにチェーンをまき、ドライバーに事前に路面の状況を伝えて危険な道を避けることでリスクを減らしています。

ゆだ山口営業所 立川吉裕所長
「物流は社会生活に欠かせないものなので、大雪でも工夫しながら安全に荷物を届けていきたいと思っております」