実際の散布に密着!べテランじゃなくても一目でわかる

私たちは、最も標識が多く設置されている国道8号の散布車1台に密着。しばらく走ると、さっそく「グーパー標識」が見えてきました。
「パー」に差し掛かると…。

記者「今、パーの標識を過ぎました。薬剤散布車から散布剤が道路にまかれ始めました。そして、グーの標識を過ぎるとすぐさま散布車から凍結有防止剤が止まりました」

車内では、「グー」が来ると運転手が中央にある「バー」を押し、散布はストップ。

この「グーパー標識」は山形県の河川国道事務所が考案したものを、富山県内で、2009年に導入したのだそうです。それ以前は、長年の『経験』と『カン』を頼りに運転手が天候や路面の状況を見ながらまいていたといいます。
運転手「若い社員とかもベテランじゃなくても標識があることで区間が分かっていい」
この日は、通勤ラッシュが始まる午前6時半ごろまでにすべての国道に凍結防止剤をまきおえました。散布車の運転手にとってとっても便利なこの「グーパー標識」。しかし、導入の狙いはそれだけではありませんでした。