静岡県御前崎市の浜岡原発で重大事故の発生を想定した訓練が行われました。今回は、本部内に放送を流すなどして情報共有やスムーズな連携にも力を入れました。
中部電力の浜岡原子力発電所で行われた「緊急事態対策訓練」には400人以上の職員が参加しました。
4号機が稼働している想定で震度6弱の地震が発生。原子炉への注水機能の喪失や燃料プールの水位低下など、次々と起きるトラブルに対応しました。
また、前回の訓練での反省を生かし、本部内に放送を流すことで情報の共有や連携を改善しました。
<浜岡原子力発電所統括・広報グループ 榊原浩之専門部長>
「訓練を通じて緊急時の対応能力を引き続き向上させていくことが大事。今後もこのような訓練を引き続き実施して地域の皆様に安心していただけるよう取り組んでいく」
中部電力は浜岡原発の再稼働を目指していて、原子力規制委員会による審査が続いています。