有害性が指摘される有機フッ素化合物、PFOS・PFOAを巡る動きです。

山口県は4日、排出源となりうるコンビナートや空港の周辺での調査を進めていきたい考えを示しました。



県環境審議会で、調査に向けた検討状況が説明されました。

全国的に高濃度の検出が相次いでいるPFOS・PFOAは泡消火剤などに使用されていて、人体や環境への有害性が指摘されている有機フッ素化合物です。

県民の関心や不安が高まっていることから、県は11月定例県議会で「新年度に県内全域を対象に調査を実施する方向で検討を進めている」と答弁しました。



審議会では、排出源となりうるコンビナートや空港、下水処理場の周辺を調査地点として選定する考えが示されました。



調査費用は新年度の予算案に盛り込まれる予定で、県・環境政策課は年度明けの早い時期に調査時期や地点を決めたいとしています。