映画を通じて地域の活性化を目指している大分県中津市で地元を舞台にしたSF映画の撮影が始まっています。

中津市山国町では地域振興を図ろうと去年3月、初めて映画祭を開催しました。今回の作品は去年の映画祭でグランプリを受賞したフリーの映画監督、菊池路介さんが手がけ、2日の撮影には中津市出身の俳優、重松りささんら、およそ40人が参加しました。

作品は山国地域に伝わる花房姫の悲劇をもとにしたストーリーで、2日は地元の人たちがエキストラとして参加し、山国神楽を舞うシーンが撮影されました。

(菊池路介監督)「日本人が昔から持っていた宗教観とか信仰っていうのを昔から僕は描きたいと思っていて、山国ならではのそういう伝統舞踊っていうのを映画に織り込むことで、すごく良い味を出してくれるんじゃないかなと思って」

(重松りささん)「どんな世代の方がみて新しい発見がある作品になると思います。あまり気負いをせずに観ていただけたらうれしいなと思います」

SF映画「スプラヒスピル」は2月21日から開催される第2回山国映画祭で上映されます。