今年の節分は、例年より1日早い2月2日。豆まきをしたり恵方巻きを食べたりした人も多かったのではないでしょうか。
山口市の保育園と幼稚園に、1日遅れで鬼がやってきました。

山口市の上郷保育園にやってきたのは赤鬼や青鬼。
鬼は「小郡の鬼」として活動するメンバー7人です。

40年以上前からの取り組みで、節分になると保育園や神社などに現れます。
お面をかぶった子どもたちは、病気や災害などの邪気を払うため、鬼に向かって一生懸命豆を投げます。

「鬼は外、福は内!」
鬼に反撃されても、子どもたちは負けません。
子ども
「怖くなかった。お友達とか助けてあげた」
なかには鬼が怖くて泣き出してしまう子も。

ジャングルジムに避難した子どもを見つけた赤鬼は、かわいそうになったのか思わず・・・
赤鬼「ああ、おいでおいで」
優しく声をかけていました。
最後は鬼と仲よくなり、「鬼のパンツ」の曲に合わせて一緒に踊りました。
大忙しの鬼たちは、子どもたちに見送られながら次の保育園へ。

こちらでも、突然現れた鬼に子どもたちは大騒ぎ。
泣いてしまった子どもたちをあやしながら、鬼たちは子どもの幸福を願いました。
小郡の鬼 荒木昭一 代表
「子どもたちがたくさん喜んでくれているので、他の鬼も含めてやりがいがあるんじゃないかなと思っています。逆に元気をもらっているような感じです」
鬼たちは5か所の保育園や幼稚園を回りました。