◆「頭を持って帰って来た」
事件のあと、帰宅した瑠奈被告は普段と変わらない様子で「頭を持って帰ってきた」と説明。浩子被告は「気持ち悪いことを言ってるな」と感じたものの「何のことを言っているのだろうと。人を殺したとは考えませんでした」と述べました。

◆浴室で切断された頭部を見せられ「地獄がここにある」
その後、瑠奈被告から「ちょっと来てみて」と言われ、浴室で切断された男性の頭部を見せられた時には「地獄がここにある」感覚だったと振り返りました。浩子被告は「娘の内心が分からなくて、これ以上壊れないように、動揺してないように振る舞った」と話し、「すごいね」と一声かけたかもしれないと述べました。

◆事件後も普通の生活
警察がすぐに来るだろうと思っていた浩子被告は「異常すぎることをしているけれど、一見落ち着いている娘をそのままにしよう」として自ら警察に通報することは考えなかったと説明しました。
一方、検察側は浩子被告に対し、瑠奈被告が事件前に男性とトラブルになり「絶対に見つけて仕返しをする。殺してやる」と言ったのではないかと指摘すると、浩子被告は「そういうことだ」と認めました。
父親の修被告の次回公判は、2月4日の予定です。
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