◆「頭を持って帰って来た」

事件のあと、帰宅した瑠奈被告は普段と変わらない様子で「頭を持って帰ってきた」と説明。浩子被告は「気持ち悪いことを言ってるな」と感じたものの「何のことを言っているのだろうと。人を殺したとは考えませんでした」と述べました。

田村瑠奈被告

◆浴室で切断された頭部を見せられ「地獄がここにある」

その後、瑠奈被告から「ちょっと来てみて」と言われ、浴室で切断された男性の頭部を見せられた時には「地獄がここにある」感覚だったと振り返りました。浩子被告は「娘の内心が分からなくて、これ以上壊れないように、動揺してないように振る舞った」と話し、「すごいね」と一声かけたかもしれないと述べました。

高校時代の瑠奈被告

◆事件後も普通の生活

警察がすぐに来るだろうと思っていた浩子被告は「異常すぎることをしているけれど、一見落ち着いている娘をそのままにしよう」として自ら警察に通報することは考えなかったと説明しました。

修被告の第6回公判スケッチ

一方、検察側は浩子被告に対し、瑠奈被告が事件前に男性とトラブルになり「絶対に見つけて仕返しをする。殺してやる」と言ったのではないかと指摘すると、浩子被告は「そういうことだ」と認めました。

父親の修被告の次回公判は、2月4日の予定です。

【関連記事】
【すすきの首切断】「おまえが妹を殺してさぁ」田村瑠奈被告の多重人格を示す音声か、父・修被告はホテル前で同伴男性に「トラブルなきように」公判で家族の日常が明らかに

【すすきの首切断】目隠しの男性に「首見せて」と声かけ「私との約束を破った」2秒間に9回首を突き刺す“自撮り”動画に残された殺害状況を検察が再現

【すすきの首切断】性的トラブル後「私との約束を破った」目隠した男性を背後から“2秒間に9回”突き刺す…田村瑠奈被告の父・修被告の裁判で検察側が指摘