長崎県の離島でとれた海産物をドローンが回収し、飛行機の定期便等も利用して【その日のうちに】東京まで届ける物流の実証実験が、長崎県佐世保市で行われました。

実証実験に使われた大型ドローンは、最大で15キロの荷物を積むことができます。実験は県の補助を受けた佐世保市のドローン事業会社「フライトパイロット」が行いました。

佐世保市鹿町町から高島まで片道22キロ。フライト時間は15分弱です。ドローンは島に着陸し、サザエやアワビなどの海産物を積み込んだ後再び離陸して鹿町町まで戻ってきます。

要した時間はわずか38分!海産物はヤマト運輸のトラックが引き取り、長崎空港から東京へと運ばれました。

フライトパイロット 川上貴之社長:
「我々がこの22キロという距離を12分ちょっとで運んできたというところで、さらにこの機体が持つ性能の(航続距離)100キロ目指して飛行していければという風に思っております」

フライトパイロットでは3月まで実証実験をかさね、信頼性向上を図る方針です。