南海トラフ巨大地震で夜間に津波が発生したことを想定した訓練が、30日、愛媛県宇和島市内で行われ、住民が避難方法を確認しました。

この訓練は、県が南海トラフ巨大地震で津波の到達が想定される宇和海沿岸地域で実施しているもので、昨夜は、宇和島市津島町の嵐地区の住民およそ70人が参加しました。

このうち一部の住民は、まず、高台の神社に集まり、避難路を使って更に15メートル上の広場を目指します。

参加者は、暗くて階段が見えづらい中足元を確認しながら、慎重に避難していました。

(参加者)
「(夜の避難は)大変なのがわかりました」
「(地震の)恐怖でパニックになるかも知れない。まず通路が確保できなければどうやって逃げるか」

また、公民館では、ビニールを使ったぜんざいの作り方が紹介され、参加者は災害時に役立つ調理方法を学んでいました。

この訓練は来月愛媛県愛南町と伊方町でも実施されます。