愛媛県松山市内のコインランドリーで高齢の女性を包丁で刺し殺害したとして、殺人の罪などに問われている男に対し、松山地裁は31日、懲役21年の判決を言い渡しました。
判決を受けたのは、愛媛県松山市河野中須賀の無職・中川晃成被告(23)です。
判決などによりますと、中川被告はおととし2月、自宅から包丁を持ち出したうえ、近所のコインランドリーで、無職の中川千代子さん(当時71歳)の背中と胸を刺し殺害したということです。
裁判では、被告が犯行当時、善悪の判断力に欠けた心神耗弱状態だったかどうかが争われましたが、31日の判決公判で渡邉一昭裁判長は「被告は犯行を思いつき実行するまでしばらく迷っていた。そうしたことなどを踏まえると、善悪の判断で行動をコントロールする能力はある程度低下していたとしても、著しく低下していたとはいえない」と指摘しました。
その上で「無差別的犯行であるうえに、反撃しにくい弱者をあえて狙ったことは特に悪質性が高い」などとして、懲役22年の求刑に対し、懲役21年の判決を言い渡しました。
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