人口10万人あたりの自殺死亡率が全国と比べても高くなっている新潟県は2025年度の自殺予防の対策案として、地域全体でうつ病など精神疾患の正しい知識をもって支援することなどが盛り込まれました。
新潟県警や厚生労働省のまとめによりますと、2024年に新潟県内で自殺した人の数は451人で、前の年よりも12人増えています。

人口10万人当たりでみると21.2で、全国の中でワースト3位。
依然として、県内の自殺死亡率は高いといえます。

30日には新潟県庁で、県や県警のほか各市町村の関係団体が参加する“県民会議”が開かれました。
これまでに新潟県では、主に生活困窮者を対象にした支援策を行っていますが、今後の取り組みとして、うつ病など精神疾患の人たちを地域全体で正しい知識をもって支援すること、などが盛り込まれました。


30日に出された案は、2024年度中に策定される予定です。