生んでよかったと思える支援に…

初めてピアサポーター制度を利用した塚田さん。多胎育児ならではの悩みを井上さんに相談しました。

1歳1か月の双子を育てる 塚田裕子さん
「卒乳したいから、抱っこで寝かせることを頑張ろうと思って。2人を前抱っこと、おんぶで昼寝させていたけど、腰が痛くなっちゃって。双子の卒乳ってどうやってしていくんだろうとか」

小学3年生の長女と小学1年生の双子の母親
井上菊恵さん
「うちはもう強制的でした。おいて(預けて)それで断乳です」

予防接種の間、大泣きする双子を、井上さんが抱っこ。

他にも、洋服を着替えさせたり、おむつ替えを手伝ったりと、井上さんのサポートのおかげでスムーズに予防接種を終えることができました。

1歳1か月の双子を育てる 塚田裕子さん
「予防接種って服全部脱がして、また着せるのも大変だし、泣いている中、服を着せてくださったり、車乗せてくださったり、助かりました。双子だけの悩みとかこうやって話せる機会って日常でほとんどないので、実際の双子のママさんが来てくれるのがびっくりしました。ありがたかったです。心強かった」

双子や三つ子を生んでよかったと心から思えるように。多胎育児を支える仕組みづくりは始まったばかりです。

小学3年生の長女と小学1年生の双子の母親
井上菊恵さん
「自分の子どもの時には、いっぱいいっぱいすぎて、子どもを愛おしく感じる余裕が、記憶がほとんどないんですけど、今だと客観的にみることもできたし、こういう風にしたらいいなって、手を自然と出せたかなと思ったり。塚田さんに、こうして話してもらうことで、自分もどうだったかなって思い出すし。私も、もっともっと繋がっていけたら
いいなと思う」