いまも地震の影響 金沢市でも「人口減少」が地域の不安に

また、住宅を傾かせ、土地を押し流した液状化の影響は土地の境界のずれにも及んでいます。

粟崎校下町会連合会・西澤寛一会長「一日も早く安心して過ごせる町にしたいので、要望を2点持ってきたのでよろしくお願いします」

西澤さんたちは28日、住宅の早期復旧のため個人では負担が大きい敷地内の境界線の測定を市で実施することなどを求めました。

金沢市・村山卓市長「県や国に対しても解決の方法が正しいかどうかを確認取りながら進めないといけないと思っている。ただ、なるべく早く復旧に向けての再建に資するべく、この地籍調査についても協力していきたい」

地域が一丸となって進める粟崎町の復興。懸念しているのは復旧の遅れによる人口減少です。

粟崎校下町会連合会・西澤寛一会長「能登のいろんな被害の話を聞いていると(地域から)出るとなかなか帰ってこない。粟崎でもそういう方は少しおられるということで、それではいけないなと。やっぱり少しでも早くきちっと直して、その場でまた家を建てられるような状態になっていただければ、そういう心配もないのかな」