クマの出没に備えて、岩手県内の自治体の職員などがおりの設置などの対応について学ぶ研修会が盛岡市で行われました。

この研修会は、クマによる被害の減少に向けて出没したクマを捕獲する技術を向上させようと、環境省の支援で県が実施したものです。
28日は岩手県や盛岡市をはじめとした盛岡地域の市や町の担当者、さらには猟友会の関係者などあわせて26人が参加しました。
県によりますと2024年度、県内では10人がクマに襲われていて、このうち1人が亡くなっています。
こうした被害を防ごうと行われた研修会には、クマの個体数や分布を調べる民間企業から講師を招いて参加者がクマの生態や出没の傾向について学びました。

そしてこの後、実際に捕獲用のおりの設置の手順も確認してクマの出没に備えていました。