トラブル後も中居氏起用 「完全に間違ったと言い切れない」
会見では新たな事実も明らかになりました。

フジテレビ 港浩一社長
「中居氏に番組終了を告知したのは2024年11月」
中居さんと女性のトラブルが起きたのは2023年6月。その2か月前には、中居さんと松本人志さんとの番組がスタートしていました。トラブルを把握しながらも番組を継続した理由については…
フジテレビ 上野陽一 広報局長
「開始からまもなく唐突に終了することで憶測を呼ぶことを憂慮し、当初番組を中止するような大きな動きを作ることを控えたいという考えがあった」
その後2024年1月に松本さんが芸能活動休止を発表したことで番組を降板し、「だれかtoなかい」にリニューアル。1月に番組休止が発表されるまで、中居さんを起用し続けていました。
記者
「松本さんが性加害疑惑の報道で番組から降りたが、そのときに番組をやめる判断はできたのでは」
フジテレビ 港浩一社長
「早い判断ができたかもしれないと今は振り返ると思います。事案が発生してから番組終了のタイミングはいつも少人数で考えて探っていた。そのときは女性のコンディションがそんなに良くない状況。動きがあることがどういう刺激になってしまうのか、本当にはかりかねる状況で、ずっと判断が難しいことだった。2024年の夏に女性が仕事を離れると、体調も回復してきたということがあって、正式に番組の終了に踏み出した」
週刊誌報道が出る前の2024年11月に、中居さん側に番組終了を伝えたといいます。ただ、12月のスポーツ特番にも中居さんを起用していました。

記者
「被害者女性からすれば(特番への起用は)むしろショックでは」
フジテレビ 港浩一社長
「スポーツ番組のスタッフは事案を知らないからキャスティングをしたということになる。中居氏の番組がそういう中で逆に増えてしまったことが起きたということも含めて、我々が続けていた対応は本当に正しかったのかどうかというのは、こういうことも含めて第三者委員会になると思うが、ちょっと今でも違ったかなというふうに反省をしている」
「続けたことがもし間違ってたならば…」
記者
「間違ったとは思っていない?」
フジテレビ 港浩一社長
「判断が難しかった期間だった。完全に間違ってたと言い切れない部分もある。でも私の責任」