宿泊施設の人手不足対策に役立ててもらおうと、外国人のインターンシップを受け入れている長崎県雲仙市の旅館で業者向けの見学会が開かれました。

「いらっしゃいませ」

長崎県旅館ホテル組合では人手不足の解消につなげようと、今年度から外国人インターン生の受け入れを支援していて、現在、県内の5つの施設で合わせて9人を採用しています。

このうち雲仙市の雲仙福田屋では先月からネパールからのインターン生1人を採用していて、27日は受け入れを検討している県内の宿泊事業者が業務内容を見学しました。

見学者「手早いですね。」

雲仙福田屋・福田真紀常務
「勤勉で覚えがとても早いので、一度教えたことはどんどん吸収していっていますし、日本語も日々上達しているなと感じる毎日です」

インターン生の不安を減らすため、社員からの声かけや日本語が苦手なことをカードで宿泊客に示すなどの独自の取り組みも紹介されました。

インターン生・ガウチャン・ディラーシャさん
「日本語が難しく勉強中です。卒業後はホスピタリティを活かした職業に就きたいです」

(受け入れを検討している)旅館國崎・井上尚子さん
「3、4人は欲しい。帰国した後も(日本で)就職したいって思ってもらえるようにつなげていきたいと思いました」

長崎県旅館ホテル組合ではネパール以外の国からの受け入れも計画していて、同じくインターン生を採用している長崎市や大村市のホテルでも見学会が予定されています。