
◆SUGIZOさん
「コピーしているバンドは、対象である本物に対して『近づくこと』に一生懸命になってしまって、まだ『その先』に行けていないんですよ。ロックで大事なのはね、『形』じゃないんですよ。『形』はできて当たり前。『その先』に、『それをぶち壊す』ことなんですよね。むしろ形は無視して、『自分だったらどう表現するか』『どう、かっこよくぶち壊せるか』。そうして『スパーク』する元気さがあったら、もっと良くなると思う」
世界を股にかけて活動しているアーティスト・SUGIZOさん。自身の高校生時代はというと…
◆SUGIZOさん
「俺なんか、実は、自慢にならないけど、授業中もギター弾いていましたからね、ずっと。それほど狂ったように音楽をやっていました。高校3年の時に、隣のクラスでずっと『カタカタ…』と授業中に音がするんですよ、『うるせえな…』と思っていたら、“シンヤ”って奴がね、机でドラムスティックを叩いている。授業中に(笑)」

…と、同じ高校に通っていた「LUNA SEA」のドラマー・真矢(しんや)さんとのエピソードでしょうか?当時から、それほど音楽にのめり込んでいたことが伺えます。
◆SUGIZOさん
「授業中にずっとギターやドラムをするのは、いい例じゃないけど、そのぐらい音楽に“必死だった”っていうことです」