■パパが3か月間育休を取った夫婦はー

実際に育休を取った夫婦に取材をしました。

東京都在住30代夫婦・共働きの場合
妻は、1年1か月育休を取得。一方で夫は、出生1か月後から3か月間、続けて育休を取りました。

妻の感想
大変なことを共有できたのが良かった。ただ緊急事態宣言中ということもあり四六時中一緒にいることでストレスが溜まることも・・・」

夫の感想
「新生児期の育児に携われたことや、家事デビューのきっかけになったことが良かった。子どもの“パパ慣れ”も早かった。一方で、現実的な問題として、収入減は大きかった

■3人目誕生で休暇を取ったTBS蓮見アナウンサー

蓮見孝之アナウンサー:
私は、育児休業を取るかどうか、初めに妻と話し合いました。収入“減”というところがネックとなり、私は厳密に言うと育休ではなく、「有休」制度を使って育児期間を担保しました。(出生から数週間後に約3週間の有休を取得)

取得してよかったと感じたことは、
▼上の子どもたちがいつも通りに生活できた
▼子どもたちがいずれパパになりたいという選択をしたときに、何十年か前にお父さん仕事休んでたなということを、記憶してくれたら嬉しい
▼休みたいと上司に言いやすくなった

大変だったことは、
▼妻任せにしていた幼稚園や学校のPTAの係を引き継ぐことになり、全然よく知らなかったということを思い知らされた

恵俊彰:
会社の理解を得るのはなかなか大変なんじゃないですか?

蓮見アナ:
上司によると思いますけど、自然に話ができるといいですよね。

事業構想大学院大学 田中里沙学長:
会社側も、制度を入れたことで生産性が上がったという事例を公表していくと、追随する会社も増えてくると思いますし、育業・育休というのは社会にとってプラスの要素なんだと実証できるようにみんなで頑張っていくといいと思いますね。

落語家 立川志らく:
経営者に対する社会的プレッシャーをかける必要がありますね。「男がそんなんで休むんじゃねえ」って言うの、我々の世代だもん。そう思い込んじゃってる人がたくさんいるから。

恵俊彰:
そうじゃない世の中にして、本当に子どもを産みやすい・育てやすい環境をどうやって作るかということなんでしょうね。

事業構想大学院大学 田中里沙学長:
地域との繋がりもできますし、子育てをすることは社会のためにもなります。そういう制度が充実している会社じゃないと、若い人にも支持されない時代にこれからなってきますから。

恵俊彰:
どんどんどんどん変わってほしいですね。でも蓮見アナも子育てに参加して良かったでしょ?

蓮見アナ:
はい。子どもたちと喋る量は明らかに増えました。

(ひるおび 2022年9月30日放送より)