岩手県産の水産物がどのように水揚げや加工をされて食卓に上がるのか、子どもたちに給食を通して学んでもらう授業が27日、盛岡市の小学校で行われました。

盛岡市の大新小学校で行われた授業では、サンマの水揚げから加工までを一貫して手掛ける大船渡市の鎌田水産の鎌田智品質管理部長が6年生80人を前に、水揚げされた魚をサイズごとに選別する様子を動画を使って説明しました。

(鎌田水産 鎌田智品質管理部長)
「ここで小さい魚を落として選別しています」

授業のあとは給食で県産の水産物を味わいます。

(児童たち)
「いただきます!」

給食のメインは鎌田水産が加工した『さんまの澱粉付き』を使ったサンマのかば焼きです。
油で揚げた後に甘じょっぱいたれをかけて食べ応えのある一品に仕上げました。

(児童たちは)
「(表面は)カリカリしてて、(中身は)ふっくらしてておいしかったし、もっと食べたいです」
(鎌田水産 鎌田智品質管理部長)
「魚が好き、と言ってもらえて本当にうれしくて会社の人達とも頑張りたいな、と思います」

子どもたちは県の水産物の魅力とそれを届ける人たちの努力を学んでいました。