JR長野駅前で、男女3人が男に刃物で刺され男性1人が死亡した事件で、重軽傷を負った2人への聞き取りや傷の状況から、背後から突然襲われた状況がわかってきました。警察は男が強い殺意を持って犯行に及んだとみて調べています。

22日の午後8時すぎ、JR長野駅前のバス乗り場近くで男女3人が刃物で襲われ、いずれも長野市の49歳の男性が死亡し、男女2人が重軽傷を負いました。

警察のその後の調べで、重軽傷を負った2人への聞き取りや傷から、2人は背後から近づいてきた男に突然刃物で刺された状況だったことが分かりました。

男性と女性の背中には刺し傷が確認されているということです。

死亡した男性が刺された状況については、現状は目撃情報が少なくはっきりしないということです。

また、これまでに逃走した男が、バスや電車など公共交通機関を使った形跡は確認されていないということです。

長野中央警察署はフリーダイヤル 電話「0120-007-285」を設置し、これまでにおよそ240件の情報が寄せられているということです。

内容としては「似ている人も見た」、「知り合いに似ている」などというもので、警察は回線を増やして引き続き情報の提供を呼びかけています。

犯行後に逃げている男は、20代から40代で身長170センチ前後です。

長野県警提供






事件から初めての週末を迎え、警察は引き続き市内の警戒にあたるとともに、防犯カメラの捜査を中心に男の行方を追っています。