■世界バレー 1次ラウンド最終戦 日本ーアルゼンチン(日本時間2日・オランダ)
バレーボールの世界ナンバー1を決める、世界バレー女子大会。すでに2次ラウンド進出を決めている世界ランキング7位・女子日本代表は、同18位のアルゼンチンにセットカウント3ー0(25-17、25-19、25-17)のストレート勝ちを収めた。28日の中国戦で負傷し、30日のブラジル戦ではベンチ外だった主将でエースの古賀紗理那(26)は、ベンチスタートとなった。
スタメンはサーブ順に石川真佑(22)、横田真未(24)、林琴奈(22)、井上愛里沙(27)、山田二千華(22)、関菜々巳(23)、リベロ・内瀬戸真実(30)。
前の試合で東京五輪銀メダルのブラジルに勝利した日本。第1セット序盤は、アルゼンチンに連続得点を許し、リードされる厳しい展開。しかし、ブラジル戦で古賀の代わりに出場し活躍した石川の強烈なスパイクなどで、同点に持ち込んだ。その後はここまでチーム最多得点の井上や林などが得点を重ね、さらに山田のブロックで相手スパイクをシャットアウト。3連続得点で日本が流れを引き寄せた。さらにとどめを差す石川のサービスエースなどで試合を優位に進め25-17で第1セットを先取した。
第2セットは序盤で競るも6-6の場面で石川の技ありのフェイントで逆転。さらにアルゼンチンの2枚ブロックを物ともせず、石川が強烈なスパイクを打ち込み、一気に4連続得点を奪った。井上もスパイクが次々と決まり、今大会絶好調のバックアタックも炸裂。石川は2セットで17得点を叩き出す大車輪の活躍で25-19で2セットを連取した。
勢いに乗った第3セット。途中出場の宮部藍梨(24)が奮闘。身長181cm、長い手足を生かしたブロックでアルゼンチンのスパイクを止めた。今大会、リリーフサーバーとして出場も、良いところが無かった宮部藍だがサービスエースや速攻などで存在感を見せた。
この日の日本はサーブが絶好調。スタートで出場したメンバーに加え、リリーフサーバー佐藤淑乃(20)や宮部愛芽世(20)がアルゼンチンのレシーブを崩し日本に流れを引き寄せた。日本は石川の4本のサービスエースを含む最多25得点の活躍で勝利した。
試合後、眞鍋政義監督(59)は「今日はサーブが良かったですね。石川も良かったですけど、佐藤淑乃が良かったですね。(2次ラウンドに)勝敗が持ちこされるのでセットを取られなくて良かった。(2次ラウンドは)強敵ぞろいですけど、ネーションズリーグでも負けてるチームが多いので、まずは1戦目に集中したいと思います」と笑顔で語った。
【選手コメント】
■この試合最多25得点の石川真佑
「(1次ラウンド)最終戦でもあるので2次ラウンドに向けて良い流れで入れれば良いなと思ってしっかり気持ちの準備を出来て入れたかなと思います。自分たちのバレーができていたところもあったが少しミスもあった。(2次ラウンドは)簡単に勝てる相手ではないチームが多いので、それに対して自分たちが全力で戦いにいくところと勝ちに行く姿勢を見せていきたいと思います」
■ここまでチーム最多96得点の井上愛里沙
「立ち上がりが悪いので最初はもたもたしてしまったんですけど、今日は途中から入ってきた選手が活躍してくれて勢いとかもありましたし、自分たちのバレーを中盤にかけてできるようになった。2次ラウンドは最初から100%の力を出して強豪国にしっかり立ち向かっていきたい」
【日本の得点】
石川真佑 25点
井上愛里沙 14点
林琴奈 9点
山田二千華 5点
宮部藍梨 4点
横田真未 2点
関菜々巳 1点
宮部愛芽世 1点
佐藤淑乃 1点
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