嫌いな仕事なのに、気持ちが変わったきっかけは…
仕方なくはじめたといいますが、仕事への向き合い方は次第に変わっていったと話します。

スーツ職人 吉田三郎さん:
「(若い頃に)収めた商品がクレームついて、よく怒られて謝りに行った。もっとこだわったいいもの、喜んでもらえるものを作りこんでいかなくてはいけないと思うことがあった」

入社は1963年。多くの人の大切な一着を仕立て上げてきました。従業員110人が勤務する大崎市の宮城工場。仕立てるオーダースーツは、年間2万3000着に上りますが、その一着一着が注文した人にとっては唯一無二のスーツとなります。気を抜くことはできません。