高校野球では無名な高校からメジャーリーグへ挑戦。桐朋高(東京)の森井翔太郎内野手兼投手(18)が15日にアスレチックスとマイナー契約を結んだ。異例となるメジャーリーグ挑戦とその無限の可能性をTBSテレビの喜入友浩(31、きいれ・ともひろ)アナウンサーが自ら投球を体感する直撃取材を敢行した。

「一番ワクワクする」ルーキーリーグから這い上がる道のり

森井選手が合意したのはアスレチックスとのマイナー契約。一番の下のルーキーリーグから這い上がり、数千人規模がプレーするマイナーを経て、メジャーリーグを目指す厳しい道のりとなる。

Q.メジャーリーグ挑戦を具体的に決めた理由は
森井翔太郎:

理由は…すごい迷ってきたんですけど、やっぱり最終的に【何を一番大事にしたいか】というのが、母からの教えなんですけど『自分が一番生きたい人生を生きなさい』という教えがあって、自分が極端な話、死ぬ時に自分の人生振り返ってみて、どういう人生が一番幸せだったかなっていう風に考えた時に、もちろん日本のプロ野球に行くという事も幸せにはなると思うのです。でも、自分のワクワク感だったりとか、自分が何をやりたいか、というのを考えた時にマイナーリーグから這い上がるっていうのが一番ワクワクするというのがあったので、今回決断しました。

Q.メジャーリーグへの“道の険しさ”はどう捉えているのか
森井:

酷ではあると思うんですけど、バスの移動が週1に変わってたりとか、いろいろ環境の変化もあるので、過酷である事に変わりはないと思うんですけど、そういう所でメジャーリーガーの大半がそういう所からスタートしてるので自分も同じ所からスタート出来るという事はすごい幸せな事だと思います。そこは一歩一歩駆け上がっていきたいなと思ってますね。