運転手不足の影響が広がっています。枕崎市と鹿児島空港を結ぶ鹿児島交通の連絡バスが、3月末で廃止されることになりました。

3月31日で廃止されるのは、鹿児島交通の空港連絡バス「伊作・加世田・枕崎線」です。

「伊作・加世田・枕崎線」は枕崎市から南さつま市と日置市を経由して鹿児島空港までを結ぶ便で、1日4往復しています。

鹿児島交通によりますと、利用者は2023年度が2万1278人で、1便あたりおよそ7人にとどまり、コロナ禍で減少した利用者数が戻らず、赤字が膨らんだとしています。

(利用客)「きょうは加世田から。足がなくなるので不便」

連絡バスが廃止される4月以降、枕崎市と南さつま市・鹿児島交通は、JR鹿児島中央駅とを結ぶ直行バス「新幹線リレー号」の増便に向け、調整しています。

鹿児島交通は「運転手が不足し、生活路線の維持も困難になってきた。ご不便をおかけして大変申し訳ない」としています。