旬を迎えたブリを満喫してもらおうと、大分県佐伯市で「鶴見寒ぶりフェア」が始まり、地元の飲食店では期間限定メニューが楽しめます。

今年で4回目となる「鶴見寒ぶりフェア」は、地元で水揚げされたブリを多くの人に味わってもらおうと、市内の飲食店10店舗が参加して工夫を凝らしたメニューを提供しています。

佐伯市にある「ひょうたん小路」でフェア期間限定の「寒ぶり御膳」は、刺身や煮つけ、ぶりカツに加えて冬場の人気メニューぶりしゃぶもついています。身が良く締まり、脂がのった旬のうま味を堪能できます。

(ひょうたん小路・浜田和弥さん)「厚めに切っているので、しゃぶしゃぶにしてもらうと周りはしっかり火が入って、中はレアでしっかり体を温めておいしいと思っています」

一方、佐伯市鶴見の「つるみテラス」では地元の女性たちが漁師町に伝わる昔ながらの家庭料理を作っています。

「テラス御膳」は甘辛い自家製のたれに1日漬け込んだりゅうきゅうのほか、ぶり南蛮やぶりかきあげなどフェアに合わせた特別メニューも入っています。

(つるみテラス・松原春美さん)「いいとこどりで、ブリ三昧に仕上げてますのでお得です」

タレが染み込んだブリの切り身をご飯の上に敷き詰めた「りゅうきゅう丼」も人気の定番メニューです。県内はもちろん北九州や熊本、宮崎など県外からも多くの客が訪れるということです。

(利用者)「感動してます。純粋にめちゃくちゃおいしい」「今日はお父さんの誕生日でね、そのお祝いで娘がここに連れてきてくれた。みんなで来て食べておいしいわあ」

(松原春美さん)「ブリはこういう味がするんだと発見があるのではないかと思います。おいしい時期の寒ぶりを今の時期にたべてもらいたい」

鶴見寒ぶりフェアは2月28日まで開催されています。