運転士不足や利用者減少など、新潟市の“バス交通”が抱える課題解決のために、地元のクリエーターたちが作成した2枚の「PRポスター」が23日に新潟市役所でお披露目されました。

【新潟市 中原八一市長】
「バス交通の課題をしっかりととらえていただき、バスを利用することについて一層、市民や利用者にご理解いただけるものと…」
中原市長が話す『バス交通の課題』は運転士不足と利用者の減少。
2023年度の新潟交通のバス運転士は5年前に比べて100人ほど減少し、2030年度にはさらに90人ほど少なくなる試算です。
さらに、バスの利用者も減っています。

お披露目されたポスターは、2024年8月から地元クリエーターが中心となって、課題解決の一助になればと作成してきたものです。
ひとつは、親子での“チャットやりとり”のようなポスター。
車での送迎時間が、バスの利用によって『家族の自由な時間』に変わることを表現しています。

【クリエイター ヤマシタナツミさん】
「お子様世代を中心に若い方など、バスの乗り方に不安を感じる方もいるのではないかということで、QRコードを用いてバスの乗り方や乗り換え案内の動線をつけるかたちにしています」
もうひとつは“運転士募集”のポスター。
運転士に宛てた感謝の手紙をデザインし、バスが『人助けになっている』ことを表しているそうです。

【カメラマン 涌井正和さん】
「バス運転手の、そのすごさというか、特別な仕事っていうところを、ちょっと自分で調べるなり、ちょっと気になっていただくだけでもいいと思うので、そういったきっかけになれば」
このポスターは、新潟市内の公共施設や新潟交通のバス車内などに掲げられるということです。














