山口県の新年度の予算編成に向けて知事が事業や予算を検討する査定が22日、始まりました。

村岡知事は、人材の確保・定着の取り組みや防災・減災対策の強化に意欲を示しました。



査定は、各部局から上がってきた新年度の事業や予算を知事が検討し、判断するものです。

村岡知事は財源は限られているとしつつも、人口減少が深刻化している中、人手不足に対する幅広い人材の確保・定着に意欲を示しました。

また、災害のリスクが高まっているとして、防災・減災対策にも力を入れていく考えです。

村岡嗣政 知事
「いろんな課題に対して、正面から向き合って克服をしていく。そして県民の皆さんが山口で住むことの豊かさとか、安心感をぐっと高められるような、そうした予算を作っていきたいと思います」

査定にはおよそ1週間かかるということで、新年度の予算案は、来月の県議会に提案されます。

村岡知事は21日の会見で、少数与党の中で審議される国の新年度予算案について、地方の予算を組み立てる上で重要な要素が含まれているとし、「新年度スムーズに必要な施策ができるよう、年度内に成立を図ってほしい」と述べました。