■林修も絶賛!1人で300匹の蝶を育て世界初の研究に挑む小学生

 林が「研究のオリジナリティがすごい。こういう若くて豊かな才能が日本にいるんだと思うと心強いです」と大絶賛したのが、世界初の“アゲハチョウの記憶とその遺伝”の研究を行う10歳の昆虫博士・長井丈さん。小学校1年生で蝶の研究を開始し、これまでに1500匹以上を観察。現在も自宅の部屋で蝶たちと一緒に暮らし、昨年8月に京都で行われた「第27回国際昆虫学会議」にも参加。世界トップの昆虫学者たちが研究成果を発表する中、来場者に流ちょうな英語で研究内容を伝えた。

 現在取り組む研究は300匹の幼虫を成虫に育てて行ったが、これは学者であれば助手とともに行うほどの規模。それを一人で行った丈さんに、世界も大注目。昆虫学者でフロリダ大学教授の河原章人さんは「すごい学者になると思います」と話し、丈さんの研究に触れた別の研究者のツイートが200万回視聴を記録したこともあったという。

 夢はノーベル賞。林は「身近な出来事に着目して仮説を立て、実験するという科学的な考え方をお持ちなので、それをとことん伸ばしてノーベル賞をとってもらいたい」と期待を寄せた。