身近なクリニックの現状は…

1月15日、改めて名古屋のクリニックを訪れました。

(大石)
「こないだ来た時はインフルエンザがやっぱり流行してました。今はどうですか?」

(加藤クリニック 加藤政隆院長)
「今は減少傾向にあると思います。年末に比べると年明けのほうがちょっと少ない」

年末と比較すればインフルエンザの患者数は半分ほどに減少しています。

(大石)
「風邪薬が足りないという実感はありますか?」

(加藤クリニック 加藤政隆院長)
「あります」

インフルエンザ治療薬だけでなく、通常の風邪薬も足りない深刻な薬不足は続いています。

(加藤クリニック 加藤政隆院長)
「薬局から、今日の在庫数が送られてくる。そうするとおのずと我々が処方する日数が限られてくる。必要な方にはお出しするが、そうでない方には、いわゆるOTC(市販)で手に入る薬で経過を見てもよいかと思います」

(大石)
「つまり薬局にもう薬がないから、市販薬でなんとか対応して欲しい、ということですか?」

(加藤クリニック 加藤政隆院長)
「はい。こんな時期が来るとは思っていなかったです」

インフルエンザの大流行で表面化した日本の深刻な薬不足。しかし、インフルエンザの流行が終わっても改善の見通しは立たないのが実情です。