香川県高松市の審議会は、市議の報酬や市長の給料などについて、28年ぶりの引き上げを答申しました。政務活動費については据え置きが適当としています。
審議会の関谷会長から高松市の大西市長に答申書が手渡されました。市議の報酬や特別職の給料については1997年以来引き上げられておらず、ほかの中核市と比べて低水準であることや物価上昇、賃上げの流れなどをふまえて判断したということです。引き上げ幅は市長が月額1万2000円などとなっています。
(大西秀人高松市長)
「答申通り引き上げをするのかどうなのか、あるいは社会情勢を勘案してほかのことを考えるのか、そのあたりを判断して決定してまいりたい」
一方、政務活動費については、返還を行う議員が相当数いることから特段引き上げの必要はないとして、据え置きが適当と結論づけています。