26日の「文化財防火デー」を前に、新潟市の指定文化財で22日、火災を想定した消火訓練が行われました。

「火事だ!火事だ!」

訓練は新潟市西区の指定文化財『旧武田家住宅』から出火した想定で、消防隊員や新潟市文化財センターの職員ら66人が参加しました。

旧武田家住宅に隣接するセンターの職員は建物から避難しつつ、文化財に関する重要書類を持ち出す流れを確認。
その後、駆け付けた消防隊が逃げ遅れた人がいないか捜索し、一斉放水を行いました。

文化財防火デーは1949年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼損したことを受け、定められたものです。

【新潟市文化財センター 村山明 所長】
「文化財センターは火を使うということはないが、電気関係の漏電などを日ごろから注意していきたい」

新潟市内では29日までに7か所で訓練が行われます。