「〇〇ペイで返金します」詐欺 QRコードを悪用

国民生活センターの相談事例による実際の手口です。
【QRコード悪用「〇〇ペイで返金します」】
1.インターネットで商品を購入
2.後日サイト側からメールで「在庫がないので〇〇ペイで返金します」
3.メールの指示通りに指定のコード『99980』と入力
→実はコードではなく、金額を入力させられていた
4.サイト側に9万9980円を送金してしまうことに
→ネットで商品を購入済みのため、ダブルでお金を取られてしまった

国民生活センターによりますと「〇〇ペイで返金します」詐欺の相談件数は▼2023年4月は21件だったのが、▼2024年4月は444件と20倍超に増加しているということです。
サイバーセキュリティ専門家 増田幸美さんは「“〇〇ペイで返金します”は全て詐欺だと思ってください」と指摘します。
元競泳日本代表 松田丈志さん:
家賃の振り込みや、「〇〇ペイで返金します」といったものは、本当に正しいものなのかわからないと思うので、やはり家賃だったら管理会社に、ネットで購入したものであれば注文したサイトに確認しない限り見破れないのではないでしょうか。
ホラン千秋キャスター:
QRコードを使って詐欺をするなんていう発想がないので、素直に支払ってしまいそうです。
井上キャスター:
QRコードを読み込むだけであれば情報を取られることはないと考えていいのでしょうか。
サイバーセキュリティ専門家 増田幸美さん:
QRコードを読み込んで、そのサイトに行っただけであれば被害が発生することはほとんどありません。
自分のメールアドレスなどを入力してしまうと、情報が取られることがあります。またサイトに行っただけでもコンピュータウイルスに感染してしまうこともありますので、日頃から携帯電話やパソコンのアップデートは適切にしっかりとやっておくことが重要です。
良原キャスター:
増田さんは「“〇〇ペイで返金します”は全て詐欺だと思ってください」といいますが、なぜでしょうか。
サイバーセキュリティ専門家 増田幸美さん:
様々な『〇〇ペイ』がありますが、お金のやり取りは“対面に限る”ということです。
まだ会ったこともない人に、『〇〇ペイ』で返金というのは通常ありえません。銀行で支払ったら返金も銀行です。そもそも規約で禁止されていることですので全て詐欺だと思ってください。
井上キャスター:
システム上できないということですか?
サイバーセキュリティ専門家 増田幸美さん:
システム上できてしまうのですが、やってはいけないという規約になっています。














