目標は東京の軍需工場で、富士山方面から大月市上空を経て東京へ向かっていました。
これを迎え撃ったのが日本の2人乗りの戦闘機「屠龍(とりゅう)」です。
証言者 降矢量男さん(この取材当時74歳):
「ちょうど青く見えるポツンポツンと見える あの辺からちょっと、こっち側。あの辺」
同じく西原に住む降矢量男さんは自宅前の畑から雲の隙間から見える青空を指さしました。
この時、7歳だった降矢さんはこの空中戦を覚えていました。

降矢量男さん:
「急激に上昇するとか、そういうような感じの音ね。雲の切れ間あたりに1回か2回、見えた。機体がね。その時、ダダーッ、ダダーッとか撃っている火が見えた」